森からはじまる
原木しいたけづくり



WATANABE farmの原木しいたけが
できるまでの流れを紹介します。


近隣の森から
コナラなどの原木をいただく

材齢15年くらいの原木を伐採し、
WATANABE farmまで運び入れいます。

原木にしいたけの菌を打ち込む

原木一本一本に、しいたけ菌である「タネ」を打ち込む「植菌」をします。

約1年の伏せ込み期間

タネを打ち込んだ原木は、培養期間に入ります。これを「伏せ込み」と言います。1年ほどかけて原木を適切に管理しながら、菌が原木全体に行き渡るまで手をかけながらじっくり待ちます。

組み直し、散水、天地返し

伏せ込みの期間は、しいたけ菌が原木内によく蔓延するように、原木の組みなおして通風をよくしたり、適度に散水したり、天地返しを行うなど気をかけ、手をかけ続けます。

原木からホダ木へ

しいたけ菌が原木全体に伸びてくると、樹皮下に芽を作り、しいたけが発生できる準備が整います。このような木を「ホダ木」といいます。

ホダ木の浸水

しいたけは、雷や大雨にあたると子孫を残すために、発生する習性があります。これを似せて、当農園では、枠に入れて打刺激を与え、八ヶ岳の湧水に水槽に一晩浸水して、発生作業をしています。

しいたけの発生と成長

浸水後、涼しい場所に2〜3日置くと、樹皮を破ってしいたけの芽が出て、その後、夏は1週間、冬は1カ月をかけて、しいたけは収穫できるほどの大きさに成長します。

見極めと収穫

1年以上かけて育んだしいたけをひとつひとつ状態を見極めながら手作業で収穫していきます。

原木から生まれたしいたけだから

原木の栄養のみで育つしいたけは、個性、大小さまざまで、お料理の多様なニーズにお応えできます。原木しいたけは、味の良さがあり、また、天候にもよりますが水分量の少ないのも特徴です。

パッキング

スーパーマーケットや農産物直売所の店頭でスポットライトを受けて、お客様に選んで頂けるようにします。また、宅急便を利用したネット販売も行っております。

あなたの食卓へ

収穫後、一晩冷蔵庫で冷し、丁寧に梱包して出荷いたします。1年を通して栽培していますので、個人のお客様、飲食店などへお届けすることを嬉しく思います。

次世代へ

若い木は、森で原木へと成長し、森に降った雨は、葉や腐葉土の栄養分を含み、川や海へと流れ込みます。海では、それらが、プランクトン、海藻、魚類などの栄養となります。この自然の循環の中に、原木しいたけがあります。